ふれるときこえる(1)〜(4)
今作はエロ要素はほぼなしの短め全4巻。
正直で優しい泉澤噪(そう)は、親友の白瀬拓海と学校から帰る途中、雨の中お地蔵さんに祈る女の子を見つけて傘を貸す。翌日、噪のクラスにやってきた転入生は傘を貸した女の子だった。名前を長永さとりというその女の子は夏なのに長そでにマスクをして人との関わりを避けるが、優しい噪はさとりと仲良くしようとする。さとりと話したあと、噪はいつもと何か違うことに気づく。次の日、満員電車に乗って噪は確信する。噪はふれた他人の心の声が聞こえるようになっていた!噪は力を使って好きな女の子結川美桜の気持ちを知ろうとする...
あらすじはこんなんかな。
人が人を思いやる気持ちの美しさと
それでも言葉にしなければ伝わらないもどかしさ。
相手を思いやって自分の本心を置き去りにして、重なるすれ違い。
みんなが優しくて、優しいせいで傷つけ合って。
正直であることに誠実であること。
だから、想いは口に出して伝えること。
大事なことだね。
さらにいいのが終わり方。最高。
さとりの恋が成就してほしい!
読後の満足感がさすが本名ワコウ。次回作も楽しみにしてます。