黒執事(24)
黒執事って高校までは腐女子がキャーキャー言ってるだけの漫画っていうイメージがあったんだけど
実際はそんなこと全然なくて、かなりおもしろい。
イギリス女王陛下の番犬として悪事を働く者を裏で処罰するファントムファイヴ家の当主が、主人公のシエル。シエルは幼い頃に両親をなくしひどい仕打ちを受ける。その際に悪魔と契約し、悪魔を使役する力を得る。悪魔の名はセバスチャン。セバスチャンはシエルの執事となった。
今巻はダンスホール編の潜入段階。夜な夜なダンスホールに集まって熱狂する人々。シエルのいいなずけであるエリザベスもダンスホールに足繁く通っていたが、ついに家に帰ってこなくなる。シエル自身が調査に入ったところ、血液を抜かれていたことが発覚。ダンスホールに集まった人々は血液を採取されていたのだ。
死因が失血死の死者が多数出ていることから、このまま放っておくわけにはいかない。しかしセバスチャンが潜入して連れ戻してきたエリザベスも、次の朝には三階の部屋の窓から脱出してダンスホールに戻っていた。
人の心を縛ることはできない。
それならどうすればいいのか...
シエルは相手に対抗してダンスホールの前にダンスホールを作る。真っ向勝負。
対決の先にあるシエルの狙いは、なんなのか。
時代設定がイギリスのかなり昔で、謎を解いていく中で現在の科学とか文化にリンクしてるところがおもしろい。