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時間はたっぷりあるので。

ハリガネサービス(12)(13)

ハリガネサービス(12)(13)/荒達哉

ハリガネサービス 12 (少年チャンピオン・コミックス)

ハリガネサービス 13 (少年チャンピオン・コミックス)

これまたアツいですな。

主人公の特徴と絵の雰囲気が違うからハイキュー!!ともまた違った楽しみ方ができるバレーボールマンガ。

主人公の下平鉋(かんな)は中学時代、バレーボール部のレギュラーになれなかったが、入学した豊瀬高校では見事レギュラーを獲得する。得意技はサーブで、このマンガのタイトルにもなっている超変化球「ハリガネサービス」を打つ。

12,13巻では強豪王葉工業との対決。王葉工業は超高校級アタッカーの雲類鷲叡(うるわしあきら)にとにかく球を集めるスタイル。しかしさすがの雲類鷲も疲弊し足が攣ってしまう。また同時に先輩の野ノ原の活躍もあり、豊瀬は第2セットを取り返す。勝負の第3セットだったが、雲類鷲は試合前に野ノ原の右手を知らぬ間に負傷させていたことを知って落ちこみ完全に乱調、ついに交代を告げられる。そんなとき、コートに残っていた雲類鷲の使用人、上地が動き出す……

 

このマンガに限らないとは思うけど、マンガの登場人物って人生のどん底経験してる奴多いというか、何らかの現実世界での割合としては珍しい問題を抱えてるよね。個性を出すためだったり動機付けをするためだったりするけど、それが適度だと心が動かされるし、行き過ぎてるとシラケるし、難しいよね。おもしろいマンガを書く人って本当にすごい。

 

ハリガネサービスはちょっとわざとらしいとこがあるのと、絵が上手くなる余地があると思う。今回はスポーツの根源的な楽しさを見せてくれた野ノ原がMVP。